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長寿と活性酸素と老化の関係


後進国の平均寿命が短いのは、過酷な労働と飢えによる交感神経の緊張が原因

人間の基礎代謝能力は、約130年分ほどあるといわれます。

ひと昔前の高度成長時代までは、日本人はみな朝から晩まで働きづくめで睡眠時間も短く、労働内容も過酷でした。

そのため、130年分のエネルギーを若いうちに使いきってしまい、それが早死につながり、平均寿命を短くしていたのです。

ひもじい時期では、人間の体は「エサ取り」状態になり、「エサ取り神経」と呼ばれる交感神経が優位になります。交感神経が優位になると顆粒球が増え、活性酸素が増えて寿命が縮むのです。

体が酸化すると新陳代謝して元に戻そうとするのですが、あまりにもハードなストレスが続くと、酸化の度合いが激しくなり、新陳代謝が追いつきません。その結果、酸化したままになる。

金属が酸化すればさびるのと同じように、体内の酸化につながります。酸化の蓄積によって老化が進み、長寿が縮んでしまうわけです。

かつての日本に限らず、発展途上国で平均寿命が短いのは、生きるための労働の過酷さと、飢えによる交感神経の慢性的な緊張状態が原因です。

生活が豊かになった今は、ストレスもゆるみ、日本人の平均寿命がどんどん延びてきました。

コーカサス村の長寿者たちも、自然に恵まれた環境でのびのび生きることによって副交換神経が優位になり、リンパ球の理想的な割合が保たれて、寿命を延ばしているのでしょうね。

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